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時代の変化なのかなあ


「魔女は止まった時間のなかで」のあとがきです。

やっと二本目のSSです。
再び、長かったなあ……(笑)


アニメ「時をかける少女」の真琴がただ待つだけでなく、自分で行動するようになったのは時代の変化なのかなあと思いながら、アニメ映画版が作られたことで、和子と真琴がより対照的な存在になってしまったんだなあというか(笑)

などと、理屈をこねてみた部分の物語版というか。

眠れる森の美女からアリーテ姫の冒険に変わって行く変化を
オーロラ姫から見てみましたみたいな感じです。

何か直前に、ずいぶん昔に書いたちょっと感じのアレなオリジナルな話が部屋そうじの際に出てきて、なんかちょっと話がそっちによってしまったような気がします。
当初の目的としては、真琴が結婚する話を書きたいなぁと、一番最初に映画を見た時からおぼろげに思っていたんですけど、思っていたよりも、すき間をどう埋めたらいいかわからなくて、ある日突然、和子の視点で書いたらどうだろうとか思ったのが、今回の話の最終的な原案でした。

ちょっと、最初に思っていたよりも、かなり暗い仕上がりになって、書いてる自分がびっくりです。
もっとあっさりと(?)暗い予定だったんだけどなぁー。

アニメ版を見てしまうと、もう和子はすっかりと未来は諦めてしまっているような感じで、真琴に助言をしているような気がします。
その時間が止まったような感じは、かきやすいんですけど、ぐるぐるしていて、ちょっと救いがないような感じが……うーん

パロディの場合は、オリジナルが救いがあるように書かれていれば、二次創作は救いがなくてもいいやとか勝手に思ってるんですけど……オリジナルがハッピーエンドであるからこそ、二次創作はアンハッピーエンドを楽しんでもいいというか。
まあ、いいやー。いいよね、暗くても。
そんな感じです。

一番最初に映画を見た時から、ダブルパロで「月光」(那州雪絵)だよ!とか訳のわからない騒ぎ方をしていたんですけど、誰にも相手にされなくて、もとい、その時点では、みんなそもそも映画を観てないわけですけど(笑)
どうにも千昭視点で書くのが大変だったので、そっちは放り投げて、和子視点で真琴の結婚を書いてみました。

これを書くのが、二番目の本懐だったので、ひとまず満足です。
こんなところまで、読んでくださった方、全部通して読んでくださったのだとしたらどうも有難うございました。



<ゆや/20070522>

終わり。

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