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眼鏡光流1


<雑文>

グリーンウッドなんかだともともとのキャラクターに
付随しているコーティングがあまりきつくないので
逆にパロディーになったときに
コーティングをつけやすいようなところがありますよね。
清朝のチャイナ服(男性用)とか
ばっさばっさとすそさばきができそうで
描くのが結構好きなのですが
忍の場合特に、こういうコーティングをつけた方が
自分の趣味に近づくようなところがあって
何か書いてて楽しい。
皇帝とかこういう役柄、すごくハマりますよね。

谷山浩子さんの話が中途半端に訳の分からないような
感じで入ってるんですけど
しかもこれ、描いてから気づいたんですが間違ってる……

本になっていた「猫の森に帰れない」の中で
こどもの頃には見えていた不思議なものが年をとるにつれて
見えなくなっていき
ある日里帰りしたヒロコさんはヨコハマ少年に会います。
するとヨコハマ少年は
「どうしてそんな眼鏡をかけているの? その眼鏡、外しなよ」
というのです。
ヒロコさんは
「私、眼鏡なんてかけてないよ」
と言うのです。
(中略)
ヒロコさんが顔をグラグラさせたりして
一生懸命眼鏡をはずそうとすると
眼鏡がほんの少しだけずれたのです。

するともう一度大人のヒロコさんは
街を流れる銀色の妖精が見えるようになるのです。

という感じで。

昔はあまり深く考えずに読んでましたけど
今になってものすごく読み返すと
忍とか、ちゃんとものすごく視野が狭い感じに書いてあって
そういうのがすごくちゃんとキャラクターとして一本の線につながってるように書いてあって
ある種、なんかすごい感動したんですね

そう思うと
好き嫌いとかともかく
おそらく忍は谷山浩子さんを理解できるのではないかとか突然思いまして
(こないだねこもり集会に行ったばかりだから。でもいつも考えるのは突然)

でも案外忍の場合
そもそもそれか現実的に不思議かどうかよりも
圧倒的に
現実に見えるものがリアルだと思っている状態が
まだ続いてるような感じがして

だから何が言いたいんだ?
ともかく
そんなことをつらつらと考えながら描いたもの。


ゆや/<070927>

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