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Birth


「生まれてきてくれて、ありがとう」
そんな言葉をかけられたのは初めてで、なんて返したらいいのかわからなかった。
同居人はそんな俺のとまどいを知っているのかいないのか、いつもと変わらないそぶりで
寮の玄関へと歩いていった。
師走も半ば過ぎた冬至の日。
東京には珍しく、小雪が舞って、ひどく凍えた。
「今日は寮の風呂もゆず湯になるのだろうか?」
「さあな。とりあえず南瓜は出るらしいぜ」
他愛のない会話を交わして、歩調を合わせると
玄関灯にてらされた影がふたつ、わずかに重なり合っていた。



年開けちゃったけど、なんとなく。忍の誕生日祝い。
冬至ネタはそのうち又リベンジ。
自分設定で忍の誕生日は冬至と決めているのです。
↑年によっては成り立たない設定なんだが(^^;)
どーかな。
まあ、そこはそれ。
絵茶が生きてるか確認しようと思って描いたんですが
横長の画面ははっきりいって激重ですね。

ゆや/<070108>

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